意外とカメラ初心者に分かりにくいことの一つにコンパクトデジタルカメラとデジタル一眼カメラの違いがあげられます。
最近ですとコンデジでありながら長くて大きなレンズが付いていて、カメラサイズも決して小さくないコンデジから、デジタル一眼カメラなのにコンデジと同じくらい小さなカメラもあったりします。前知識ゼロだとほんとに「???」ってなりますよね。
少し乱暴ですが、簡単に言ってしまえばレンズを交換できるかできないかで決まります。
レンズを交換することで、あらゆるシーンで撮影ができるようになるんです。
レンズ交換式カメラのメリット・デメリット
メリット
「ひとつめ」は自分の撮りたい被写体に合わせたレンズで撮影できることです。
風景を大きく広く撮影したいのなら、広角レンズで撮影すれば目で見た風景以上を撮影できますし、逆に小さな昆虫や花一輪を撮影したいのなら、マクロレンズを使えば図鑑で見たような写真が簡単に撮影できます。
遠くにいる野鳥や動物を大きく写したいのなら、望遠レンズを使えばグッと手元まで引き寄せて撮影できます。室内で撮影する時は、明るいレンズを使う事でフラッシュ使わずに自然な雰囲気で撮影できます。
「ふたつめ」はコンデジやスマホカメラでは出せない、背景のボケです。
雑誌の写真などでよく見る、背景がぼんやりとして女優さんの表情がひときわハッキリと写しだされているあれです。いかにもポートレートな写真が撮影できるんです。これは一度使ってみると感動ものですよ。自分の子供が1.5倍くらい可愛くなりましたもん。
「みっつめ」は自分で撮影をカスタマイズできます。カスタマイズといっても、撮影した写真を加工するのではなく、絞り、シャッター速度、ホワイトバランスなどを調節して自分好みの写真を撮影できます。慣れないとかなりムズカシイのですが、撮るたびに新しい発見があってカメラ趣味の醍醐味といえるかもしれませ。
もちろん、カメラ任せのずぼら撮影もできますし、シーンモードも搭載しているので、コンデジ感覚でシャッターボタンを押しても全然OKです。
デメリット
「ひとつめ」は、お金が結構かかる事です。
どうしてもカメラ本体とレンズが別になるので、値段が高くなります。
撮りたい被写体が増えてくるとレンズも一緒に増えてくる傾向にあります。さらに画質にこだわりはじめると、想像以上のレンズの値段の高さにビックリします。レンズは安い物では1万円くらいからありますが、高い物では100万円オーバーなんてあったりします。
「ふたつめ」は気軽に持ち歩きにくい事です。
コンデジはレンズがボディ内に収まってしまいますが、デジタル一眼はレンズが飛び出したままです。中には多少縮むレンズもありますが、それでもかさ張ります。
ミラーレス一眼ですとまだ小さいのですが、一眼レフカメラになるとバッグにポイッと入れて持ち運ぶって使い方ができないですね。なにしろレンズが大きくて邪魔です。
それに高性能なカメラ、レンズになるほど大きくて重いです。
「みっつめ」はお気楽撮影ができない事かな。
これは高めのミドルクラス以上のカメラを買うと陥りやすいので注意してください。
大きくて重くて持ち運びにくいんで、どうしても普段は使わなくなってしまいます。そのうちイベント事くらいでしか出番がなくなります。僕じゃないですが、よく聞く話です。
カメラ初心者にオススメなのは
なるべくコンパクトなミラーレス一眼か一眼レフをオススメします。
せっかくカメラを買うんですから、なるべく持ち出してドンドン撮影したいですよね。
街角での気になる風景やショッピングモールのオブジェ、旅行中の記念写真やおいしいランチをパチリとするには気軽に持ち運べるモデルがオススメです。
遠くを撮影したいと考えているならエントリーミドルクラスの一眼レフカメラをオススメします。望遠レンズも豊富ですし、サードパーティー製も含めればかなり選択肢が広がります。