デジタル一眼カメラを始める時に気になるのが、自分は果たして何を撮りたいか?だったりします。被写体になるものは無限にありますが、始める前って撮影していて楽しい物は分からないんですね。
カメラマンがよく撮影する物をざっくりとピックアップしても、子供たち等の人物、遠くの鳥、動物、飛行機、電車、クルマ、風景、景色、建物、花、植物、小さな昆虫、天体などなどかなりあります。
僕のようになんとなくカメラを買って写真撮影を始めても、撮影していくうちに方向性が見えてきたりしますから、そんなに心配する必要はないと思います。
ただ、ミラーレスカメラと一眼レフカメラでは撮影シーンでの向き不向きがあったりしますので注意が必要です。
そこでデジカメビギナーのカメラ選びに役立ちそうな部分を簡単に分かるようにまとめてみました。
目的別デジタル一眼カメラの選び方
一眼レフカメラ
カメラボディの大きさを気にしなければ、一番便利に使えるカメラです。
風景からポートレート、スポーツ写真、野鳥撮影、花、昆虫などのマクロ撮影などなどレンズを交換することでどんなものでも撮影できます。
撮像センサーもフルサイズ・APS-Cと大きなセンサーを搭載しているため、広い画角と大きな背景ボケが使え、暗闇でもノイズが少ない撮影ができます。
エントリーモデルだとオートフォーカスエリアが少ないために、構図が作りにくい欠点があります。
ニコン・キャノンの一眼レフカメラを選べば、短焦点レンズから超望遠レンズまでと豊富に用意された交換レンズから、撮影の目的に合わせてレンズを選ぶことも可能です。さらにシグマ・タムロンなどのサードパーティ製のレンズも豊富で、レンズ選びに困る事はありません。
ただし、ミラーレス一眼カメラに比べると、カメラボディもレンズも重く、大きく、長くなるので、持ち運びに専用のバッグが必要だったり、撮影に出かけるのに気合が必要だったりします。
カラーバリエーションに乏しく、ブラックが基本色になります。エントリーモデルではホワイトやレッドなどがありますが、中でもペンタックスのエントリーモデルはカラーバリエーションが豊富で数十種類のカラーバリエーションから選べます。
- なんにでも使える
- 幅広の写真が撮れる
- エントリーモデルはAFエリアが少ない
- レンズが豊富
- 重くて、大きい
- カラーバリエーションが少ない
ミラーレス一眼カメラ
コンパクトデジタルカメラ程小さくはありませんが、デジタル一眼レフよりは全然小さくて軽いカメラになります。
撮像センサーは一眼レフカメラよりは小さなセンサーを搭載しているモデルが多いのですが、最近ではAPS-Cサイズセンサーを搭載しているモデルや、ハイエンドミラーレスカメラではフルサイズセンサーを搭載しているモデルも販売されています。
撮像センサーのすべての面がオートフォーカスエリアであるミラーレスカメラのメリットを生かして、動き回るペットや子供たちも顔認識追従AFで手軽に撮影できます。
ただ、センサーサイズが小さいモデルだと、画角が狭く風景が全て撮り切れなかったり、背景のボケ量が少なくなったり、暗闇での撮影でノイズが多くなります。
交換レンズも小さく作られており、一眼レフカメラのレンズほど邪魔になりません。しかし、レンズの種類が一眼レフカメラより全然少ないため、選べるレンズが限られてしまいます。
カメラボディのカラーバリエーションは、フィルム時代のカメラの様なレトロ調の物から、ポップな色合いのものまで幅広くあります。
- なんにでも使える
- 画角が狭い
- AFエリアが広い
- レンズが少ない
- 軽くて、小さい
- カラーバリエーションは豊富
一眼レフカメラもミラーレスカメラも、どちらも同様にキレイな写真が撮影できますが、将来的に使いたいレンズや、使いたいシチュエーションを想像してから選んでみるのも大事だと思います。
個人的な意見ですが、特に野鳥や飛行機などの遠くの物を撮影する機会が無ければ、ミラーレス一眼カメラをオススメします。