以前の記事で、デジタル一眼カメラを購入する時には「メモリーカード」は付属されないと書きましたが、それには理由があるんです。
- メーカーが違う
- 記憶容量が違う
- 転送速度が違う
ザックリと分けるとこの3つの理由があげられます。
メモリーカードにもいくつかの種類があるのですが、傾向として、エントリーモデルには「SDカード」がイチバンよく使われるので、「SDカード」中心で話をすすめます。
メーカーがちがう
フラッシュメモリーカードで世界的に有名な「サンディスク」なんかは、高品質を謳っているだけあって、製品保証期間が無期限保証だったりしますが、その分値段も高いです。
国内メーカーでは「TOSHIBA」や「panasonic」などが有名で、種類も豊富に販売しています。
もちろんPC関連メーカーのエレコムやその他いろんなブランドもあります。
個人的にオススメなのが「Transcend」で台湾のメーカーになりますが、値段と容量のバランスがよくて気に入って使ってます。
どのメーカー、ブランドを買っても問題ないと思いますが、注意すべきポイントは自分がイチバン使う用途を考えて「データ容量」と「転送速度」を決めれば良いと思います。
記憶容量がちがう
記憶容量は小さいものだと1GB、2GBなどとありますが、デジタル一眼カメラで使うには小さすぎますので論外です。
最低でも8GB以上、オススメは16GB以上で32GBまでが値段的にも安く買える部類になります。
さらに大きいものだと128GB等もありますが、万が一のデータ消失を考えるとリスクを伴うので、出来れば32GBを2枚、16GBを3枚などと複数枚で運用した方が安全です。
ただ最近のデジカメは動画もHD画質で撮影できるものが主流なので、動画撮影もするのならなるべく容量の大きい物を選んだ方がストレスなく撮影できます。
転送速度がちがう
デジタル一眼カメラで撮影するうえで、かなり重要なのが転送速度なんです。
最近のデジカメは高画素数化が進み、2400万画素数以上のカメラが主流です。ちなみに、2400万画素数で撮影したJPEG高品質でのデータ量はおよそ10MBになります。
そこでカメラからSDカードへの転送速度が遅いと、連続して撮影が行われなくなります。SDカードへの書き込みが終わるまでシャッターが切れなくなります。
SDカードへの転送速度には規格があって、
- CLASS②=2MB/秒
- CLASS④=4MB/秒
- CLASS⑥=6MB/秒
- CLASS⑩=10MB/秒
- USH-Ⅰ=10MB/秒以上
- USH-Ⅱ=10MB/秒以上
があります。
古いデジカメですとCLASS⑥までしか対応できていなかったりとかありますが、最近のデジカメのほとんどはCLASS⑩以上対応になっているので、SDカードを購入する時はこのCLASS⑩以上のマークがついたものを買えば問題ありません。
ちなみに、USH-Ⅰ、USH-Ⅱの関しては対応機種が少ないので購入前にカメラ側が対応しているか確認しましょう。対応していなくても、転送速度が遅くなるだけで使えないわけではありません。