デジカメ初心者が知っておきたい「8つのデジタル一眼カメラメーカー」

デジタル一眼もしくはデジタル一眼レフカメラの購入を検討している初心者が、一番最初に悩んじゃう部分。それはどのメーカーのデジカメを買えばいいの?なんですね。

なんたって日本は世界でも類を見ないカメラメーカー大国で、なんと世界シェアの約7割は日本のカメラメーカーだったりするんです。デジタル一眼メーカーは大小含めて8社もあったりするから、悩んじゃいますよね。

そこで、ある程度メーカーの違いを知るために、レンズ交換式デジタル一眼カメラ(ミラーレス、一眼レフ)メーカーの違いをまとめてみました。

日本のデジタル一眼カメラメーカー 8社

キヤノン

canon

レンズ交換式デジタルカメラでは、世界シェアNO.1のプロ用モデルから、エントリーユーザー向けのモデルまで幅広く手掛ける総合カメラメーカー。ビデオカメラも有名ですが、実際はカメラ以外の分野にも強く、レーザ―プリンターから、コピー機などのオフィス機器の製造・販売もしています。

デジタルカメラ本体の他に交換レンズの製造もおこなっており、バリエーションに富んだ展開をしています。

デジカメ本体は高いモデルで50万円オーバーからあり、コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)などは実売1万円以下で販売しているモデルもあります。交換レンズは本体以上に高価なレンズもあり、逆に数万円で買える格安のレンズの販売しています。

主力機種は、EOSシリーズのフルサイズと呼ばれる35㎜サイズセンサーを搭載したハイエンドモデルとAPS-Cサイズセンサーを搭載したミドルクラスが中心となっています。

ニコン

Nikon

キャノンと並ぶ世界シェアNO.2のカメラメーカー。プロカメラマンはキャノンかニコンのいずれかしか使わないとまで言われるメーカーです。

ラインナップもプロ向けハイエンドモデルから、量販店向けの廉価モデルも販売している総合カメラメーカーです。

キャノンと違いニコンはレンズを使った光学機器メーカーに特化しており、デジタルスコープに双眼鏡や顕微鏡などの販売もしています。最近は海外メーカーに押されていますが、半導体製造装置の開発・製造も事業の主力の一つです。

デジタル一眼のラインナップはキャノンと同じような展開をしており、Dシリーズがそれに当たります。主力機種もキャノン同様、フルサイズと呼ばれる35㎜サイズセンサーを搭載したハイエンドモデルとAPS-Cサイズセンサーを搭載したミドルクラスが中心となっています。

ソニー

SONY

デジタルカメラで世界シェア第3位のメーカーです。意外と知られてないのですが、業務用放送機器では世界NO.1のメーカで、さらにカメラの網膜とも言える撮像センサーも自社生産しているメーカーです。

ソニーがカメラメーカーに至るまでには、ミノルタとコニカの合併から始まり、コニカミノルタとソニーの共同開発、その後コニカミノルタのカメラ事業の撤退・譲渡によりソニーが引き継ぐ形にりました。

主力機種はα(アルファ)シリーズで、ミノルタ時代から引き継いでいます。主力機種はAPS-Cサイズセンサーを使った中価格帯のミラーレス機がメインになり、ハイエンド戦略的モデルとして35㎜サイズセンサーを使ったミラーレス機α7シリーズがあります。

オリンパス

オリンパス

デジタル一眼カメラではNO.4のメーカーです。特に、ミラーレスと呼ばれるタイプではソニーとシェア1、2位を争うほどです。

実はカメラ部門は全事業のほんの一部門で、実際は世界的な医療用光学機器メーカーであり、内視鏡の世界シェアは7割以上に及びます。

主力機種はEシリーズになり、フォーサーズサイズ(4/3)センサーを使ったミラーレス機で、ハイエンドモデルでも20万円しない値段で買うことが出来ます。

ペンタックス(リコーイメージング)

リコー

カメラブランドとしては60年以上も続く老舗メーカーで、デジタル一眼レフでは第4位のシェアを誇ります。

しかし、途中レンズメーカーのHOYAに買収され、さらにリコーに買収されるという紆余曲折を経て現在はリコーイメージング株式会社のペンタックスブランドで発売されています。

個性的なカメラを作るメーカーであるがゆえにマニア受けはよいが、万人受けするモデルになりにくく、主力機種はKシリーズでAPS-Cサイズセンサーを使った中価格帯のモデルがメインになります。

市場の評価はコストパフォーマンスに優れたモデルを発売するメーカーとして認知されています。

富士フイルム

フジフィルム

今の若い人たちは知らないと思いますが、「写ルンです」のレンズ付き使い捨てフィルムカメラを作っていたメーカーです。デジタル一眼シェアでは国内最下位に甘んじていますが、カメラ・レンズの評価は高いメーカーです。

主力機種はXシリーズで、APS-Cサイズセンサーを使った中価格帯のミラーレス機モデルがメインになります。ハイエンドモデルでも15万円程度の価格で購入できます。

カメラボディはフィルムカメラ時代のデザインを踏襲しているため、メカニカルな質感が特徴的です。

パナソニック

パナソニック

ソニーと並び業務用放送機器では世界的ブランドのパナソニックでありますが、デジタル一眼カメラ市場への参入は後発組になります。デジタル一眼カメラシェアでは5位のシェアを誇ります。

ミラーレス一眼のみを製造し、主力機種はCMでもお馴染みのルミックス(LUMIX)シリーズを展開しており、なかでもレンズ交換式ミラーレス一眼はGシリーズと呼ばれるフォーサーズ(4/3)サイズセンサーを使った機種がメインになります。

レンズ交換式デジタル一眼カメラの中ではかなり安いモデルも販売しています。ただ、ブランドイメージがニコンやキャンノのような老舗カメラメーカーに比べて弱く、市場的には軽く見られる傾向があります。

シグマ

シグマ

カメラ初心者には聞きなじみのないメーカーでありますが、実は世界的に有名なレンズメーカーの一つでもあります。市場的なシェアはほとんどありませんが、かなりマニア向けのデジタル一眼カメラを販売しています。

レンズ交換式デジタル一眼カメラも発売していますが、主力機種はdp・DPシリーズのコンパクトカメラになります。撮像センサーにはFoveon(フォビオン)センサーが使われており、超個性的な外観と相まってかなり使い手を選びそうなモデルになっています。

デジカメ初心者がいきなり購入するにはハードルが高いブランドだと思います。ただ、人と違う個性を持ちたいと考える人には楽しいのかもしれません。

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