デジタル一眼カメラでの撮影対象で人気があるものに野鳥の撮影があります。
せっかくデジタル一眼カメラを手に入れたのですから、いろいろな被写体を撮影して楽しんじゃいましょう!!!
NIKON D5300 (300mm, f/6.3, 1/1250 sec, ISO800)
デジビギ的おすすめの野鳥撮影
僕もたまには公園などに野鳥撮影に出かけるんですが、ファインダーを覗いて野鳥を撮影する感じがハンターのような気分になって結構楽しいんですよ。でも、撮影しやすい野鳥と、撮影しにくい野鳥がいるので注意が必要です。
撮影しやすい野鳥
公園のお池でプカプカ浮かんでいる鴨などの水鳥系は比較的撮影しやすいです。特に餌付けされているのは人が近寄っても逃げないのでいくらでも撮影できます。
水鳥以外では、身近にいつもいるハト、ムクドリ、ヒヨドリ、スズメ、シジュウカラ、メジロなどは公園の木々をじっくり眺めていれば比較的容易に見つけられますし、かなり人間に近い位置まで接近してくれる時もあります。
あまり撮影対象としては人気がありませんが、デジカメビギナーが練習がてら撮影するには持ってこいの被写体だったりします。
撮影しにくい野鳥
撮影しにくい野鳥は、なかなか見つけにくい野鳥とほぼ同じ意味合いだと思って間違いないです。カメラマンに人気なのはこの見つけにくい野鳥だったりします。
先程のハト、ムクドリ、ヒヨドリほど身近にいないし、個体数もそれほど多くないため、じっくりと腰を据えて撮影に臨まないとなかなか撮影出来ません。
野鳥カメラマンに特に人気があるのは、鷹、鷲などの猛禽類と呼ばれる肉食の大きなかぎ爪を持った大型の鳥や、カワセミ、ビタキ、エナガなどの愛らしい小型の野鳥です。他には夏鳥、冬鳥などの渡り鳥も人気です。
もちろんその他にも日本全国に沢山いるので、ロケーションが変わると野鳥の種類も変わるのが野鳥撮影の醍醐味だったりします。
すばしっこい野鳥を上手く撮影できると感激しますよ。
カメラとレンズについて
野鳥を撮影する前に確認しておきたいのがレンズです。
エントリー一眼モデルのキットレンズに多い、18㎜-55㎜では全然役立たずです。これは僕自身が経験済みなので言い切れますよ。最低でも、55㎜-200㎜のズームレンズか、望遠側で300㎜まで撮影出来るレンズが必要です。
300㎜まであれば、APS-Cサイズの撮像センサーを持つデジタル一眼カメラだったら、換算450㎜になるのでかなり撮影できます。
デジビギ的には三脚は今のところ必要ないです。野鳥撮影の雰囲気を味わってもらうのが趣旨なので、積極的に動き周って野鳥を撮影しましょう。それに、今のズームレンズは手振れ補正機能が強力なので、300㎜のレンズだったら、手持ちでしっかり構えればそれほど手振れしませんよ。
カメラは連写機能で毎秒5枚程度撮影出来れば十分です。ただ、エントリーモデルはカメラ内部のメモリー容量が少ないため、RAWなど保存すると途中で連写が止まってしまうので注意が必要です。
そんな時は保存ファイルをJPEG LサイズやMサイズにすればストレス無く撮影できます。
カメラの電源は常にオンにしておきます。野鳥はいつ現れるか予測できないので、いちいち電源を入れていたらシャッターチャンスを逃します。
- 300㎜までの手振れ補正機能のレンズ
- カメラの連写は毎秒4~5枚
- JPEGで保存
- 電源は常にON
野鳥撮影記事になるので参考にして下さい。
Nikon D5500 ダブルズームレンズキットで野鳥を撮影。野鳥の森公園
撮影場所と撮影方法
デジカメビギナーが野鳥撮影に挑戦するのなら、自然の多く残る広い公園や、大きな修景池やため池がある公園に行ってみるのがイチバンです。遊具が少なく人気が少ない、自然公園なんかはベストだと思います。
最初は鴨やサギ、カワウなどのあんまり動かない水鳥が狙い目なんですが、すぐに飽きてくるので、次は鳥の鳴き声を頼りに、木々の枝を見ると小鳥たちを意外と簡単に見つけられることに気付きます。
見つけたらカメラを向けて連写します。この時レンズはズームいっぱいにしておくとせっかく見つけた野鳥を見失いかねないので、最初のうちはズーム半分くらいにして、見つけたらズームミングすると良いでしょう。
初めはなかなか上手く撮影できなかったりしますが、公園をブラブラと1周、2周位しながら撮影していると慣れてきて、それなり撮影できるようになります。
野鳥撮影の注意点
特に注意するほどの事ではないと思いますが、むやみに野鳥を追いかけたりしない事です。野鳥を見つけたら、驚かせないようになるべくゆっくりと接近して撮影しましょう。相手は生き物ですので敬意を忘れないようにして下さい。
どうしても焦点距離が短いレンズですと、野鳥に接近しなくては大きく撮影出来ないので、接近したくなるので注意が必要です。
5月6月は鳥たちの子育てシーズンになるので、巣立ちをしたばかりのヒナと親鳥をよく見かけますが、あまり刺激しないで遠くから撮影しましょう。ムクムクしたヒナたちはとっても愛らしくて可愛いですよ。
野鳥撮影は特に高価な機材が無くても、デジカメビギナーだって楽しく撮影できるので、ぜひトライしてみましょう!!!