シャッター速度、絞り値の1段分って何?

デジタル一眼カメラを始めると頻繁に出くわす言葉に「絞りを1段絞ると解像感が増す」や「シャッター速度を1段分速くすると動きを止められる」なんて言葉があります。

カメラ雑誌や価格comなどの口コミや商品レビューなんかを読んでいてもよく使われていますね。もちろん、全然分からなくてもキレイな素敵な写真を撮影できるのですが、知っておくと雑誌やインプレ記事の理解が深まるし、撮影時の指標にもなるの知っておくと便利です。

絞り 1段分

F1.4 F2 F2.8 F4 F5.6 F8 F11 F16 F22 F32

絞り値の1段分を表にしました。ちょっと分かりずらいのですが、√2倍で変化しています。

絞り値 1段分

絞り値のF2.8からF4に変化すると「絞りを1段上げる」又は「1段絞る」と呼び、F4からF2.8に変化させると「絞りを1段下げる」又は「1段開ける」などと呼ばれます。

絞り値は上げると、実際の絞りは絞られ、下げると開くので注意して下さい。

ちなみに絞り値を1段上げる(絞る)と、絞りを通過する光の量は1/2になり、絞り値を1段下げる(開ける)と2倍になります。ちょっとした豆知識です。

もっと細かく制御

現在のデジタルカメラは絞り値はもっと細かく制御しており、1段を1/3刻みに分けて表示しています。

絞り値 1段分を3分割にする

撮影モードを絞り優先AEにして、絞り値を変化させればとっても簡単に理解できます。

シャッター速度 1段分

30 15 8 4 2 1 1/2 1/4 1/8 1/15 1/30 1/60 1/125 1/250
1/500 1/1000 1/2000 1/4000

この表の数値の変化分がシャッター速度の1段分になります。2倍で変化しているのが分かります。

シャッター速度1段分

例えばシャッター速度を1/8秒から1/15秒に変化させたら、シャッター速度を1段上げる事になります。逆に1/15秒から1/8秒に変化させたら、シャッター速度を1段下げる事になります。

もう分かったと思いますが、シャッター速度を1/8秒から1/30秒にすると、シャッター速度を2段上げる事になりますし、その逆は2段下げる事になります。

もっと細かく制御

実際のデジタル一眼カメラではもっと細かくシャッター速度を制御していて、1段分を1/3ずつ変化させて撮影しています。

シャッター速度1段分を3分割

撮影モードをシャッター速度優先AEにして、シャッター速度を変化させれば簡単に理解できます。

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