デジタル一眼カメラの「標準・望遠・便利ズームと単焦点レンズ」の特徴まとめ

デジタル一眼カメラのレンズキットを見ると、標準ズームキット、ダブルレンズキット、便利ズームキット、単焦点レンズキットなどがあります。

カメラ初心者にはなかなか「ハテナ?」なんですね。実際、僕もそうでして、理解するまでに結構時間がかかりました。

そこで、初心者にも分かりやすくまとめてみました。うーん、まとまっているかな?

望遠ズームレンズ

標準ズームレンズ

カメラ本体とレンズが一緒になったレンズキットに付いてくるレンズです。

焦点距離は広角側が18㎜、望遠側が50㎜、55㎜が一般的で、各カメラメーカーもほとんど似たような焦点距離のズームレンズになります。

普段使いにイチバン適した焦点距離で、風景写真、集合写真から、子供、ペットなどのポートレート写真まで幅広く使えます。

ただ、キットレンズに付いてくる標準ズームは少しレンズの明るさが暗いレンズがほとんどです。もちろん普通に使えます。

軽くて、短いのが特徴です。

望遠ズームレンズ

標準ズームレンズよりもさらに望遠寄りになったレンズで、ダブルレンズキットですと焦点距離が55㎜から250㎜、70㎜から300㎜が一般的です。

風景などを広く大きく撮影は出来ませんが、遠くの人物や物を手前まで引き寄せて撮影出来るので、運動会やスポーツ撮影に最適です。

300㎜の望遠端では、野鳥の撮影や動物園などの遠くにいる被写体にも使えますし、逆にズーム端(広角側)ではポートレートなどの人物のバストアップ写真などにも使えます。

ただ、基本的に望遠レンズになるので近づいての撮影や、集合写真などには使えません。用途が限られるレンズになります。

レンズは大きくて、長いのが特徴です。

便利ズームレンズ

標準ズームレンズと望遠ズームレンズのイイとこどりをしたレンズです。

焦点距離は広角側18㎜からズーム側300㎜と、このレンズ1本でまかなえますので、いちいちレンズ交換する必要もなく、荷物も減らせるので、旅行やお出かけなどにはもってこいのレンズだったりします。

レンズの大きさは標準ズームレンズと望遠ズームレンズの中間くらいの大きさになります。

単焦点レンズ

焦点距離が固定されたレンズで、30㎜、50㎜、70㎜、200㎜などなど焦点距離別に数多くのレンズが販売されています。長いものでは600㎜や800㎜もあります。

なにしろズームレンズと違って、焦点距離を変えられないので、シチュエーションに合わせた撮影がしにくいのが難点です。

基本的に自分の足で前後して構図を作っていくので、写真撮影の基本を学べるレンズともいえます。

フルサイズ35㎜センサーでは50㎜、APS-Cセンサーでは35㎜の焦点距離がレンズの標準画角と呼ばれています。

焦点距離が短いレンズ(30㎜前後)は、基本的にレンズが小さく軽いため、カメラに取り付けた状態での持ち運びに便利です。お散歩フォトなどに向いています。

マクロレンズも魚眼レンズも単焦点レンズになります。

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